背景
一般社団法人キャッシュレス推進協議会では、コード決済事業者による安全・安心なコード決済サービスの提供に向け、関係各機関の協力のもと「複数システムを連携させた決済サービスにおける不正利用対策に関する検討会」を立ち上げ、検討を行っております。
上記検討会に加え、当協議会においても従前より継続してセキュリティ対策の検討も行っており、また、各コード決済事業者においても不断のセキュリティ対策が行われるているところではありますが、消費者の皆様にコード決済サービスを利用していただくためには、コード決済サービスに対して安心感を持っていただけることが大切だと認識しております。そのためには、不正利用が発生した際の利用者との間における責任・補償等を明確にしておく必要があります。
規定事例集の作成
上記の背景を踏まえ、各コード決済事業者が規定を作成する際の参考となるよう、また、既に規定を策定しているコード決済事業者においても自社の規定を確認する契機となるよう、「コード決済における不正利用に関する責任分担・補償等についての規定事例集(利用者向け利用規約)」を作成いたしました。
本事例集の作成・公表により、各コード決済事業者における責任分担・補償等に対する取り組みが促進されることを期待するとともに、消費者の皆様におかれましても、ご自身のコード決済サービスの責任分担・補償を確認する契機となることを期待します。
キャッシュレス推進協議会では、今後も継続して安全・安心にキャッシュレス決済サービスをご利用いただくための検討を行ってまいります。また、消費者の皆さまや契約店に選ばれる決済サービスとなるよう、業界全体で取り組んでまいります。