概要
一般社団法人キャッシュレス推進協議会では、毎年、キャッシュレス決済比率※の国際比較を算出・公表しております。
(過去の国際比較は、キャッシュレス・ロードマップにてご確認いただけます)
この度、2022年の国際比較を算出いたしましたので、以下に公表いたします。
世界主要国におけるキャッシュレス決済比率(2022年)
(出典)世界銀行「Household final consumption expenditure(2022年(2023/6/28版))」、BIS「Payment Statistics」の非現金手段による年間支払金額から算出。
※韓国、中国に関しては、Euromonitor Internationalより参考値として記載
算出方法
当協議会では、2018年3月に経済産業省が公表した「キャッシュレス・ビジョン」と同様に、国際比較を可能とするという観点に基づき、以下の計算式を用いて各国のキャッシュレス決済比率を算出しています。
キャッシュレス支払手段による年間支払金額 ÷ 家計最終消費支出
分母には、世界銀行が公表している各国統計情報 World Development Indicators の「家計最終消費支出(Household final consumption expenditure)」を、分子には国際決済銀行(BIS)が公表している Retail payments, currency and related indicators より、「カード及び電子マネー決済額(card and e-money payments)」を採用しています。
日本の2018年以降の数値においては、経済産業省が公表するキャッシュレス決済比率と平仄を揃えるために、上記の分子から当協議会が公表する コード決済利用動向調査 の年間店舗利用金額から、クレジットカード利用分を差し引いて用いています。
中国及び韓国については、Euromonitor International 社のデータを参考値として用いています。中国、韓国を参考値とする理由については キャッシュレス・ロードマップ2022 「1.2.2 キャッシュレス決済比率 」を参照ください。
カナダの2021年の値も参考値としておりました(※)が、2022年の値については従来の出典よりデータ取得が可能となりました。
※詳細は キャッシュレス・ロードマップ2023 「1.2.1キャッシュレス決済比率の国際比較」をご参照ください。
本比較のさらなる分析や関連情報につきましては、「キャッシュレス・ロードマップ2024」にてご紹介させて頂く予定です。